次の3項目を基軸に活動を展開しています。
終戦直後に吉田茂の懐刀として連合国軍最高司令官総司令部と渡り合い、彼らをして「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめ、その後、初代貿易庁長官・初代東北電力会長などを歴任した白洲次郎が、東北電力会長時代(1951〜1959年)に建てた小さな山荘「ヒュッテ・ヤレン」が山形県蔵王温泉に現存します。
彼はこの山荘でスキーを楽しみ、「蔵王を東洋のサンモリッツにしたらいい」と語り、登山電車の整備を勧めたといいます。
私たちは、この山荘を蔵王温泉のみならず山形県の歴史・文化的遺産として長く後世に語り伝えたいと考え、そして白洲次郎の志を引き継ぎ「山岳温泉保養地・蔵王」を目指すべく、2012年から旧白洲次郎山荘(ヒュッテ・ヤレン)保存・活用の会を立ち上げ、募金活動や山荘の一部改修をしてきました。
活動の根底には「鎮守の杜構想」という、壮大な想いが込められています。この取り組みをより多くの方々に知ってもらうこと、また、蔵王を昔の”蔵王の森”に戻すことを目標に、『ヒュッテ・ヤレン杯/蔵王温泉国際トレイルランニング大会』を企画しました。
長野県北部に位置する飯山市に「戸狩温泉スキー場」があります。県内では一番人口の少ない市ですが、まもなく北陸新幹線も開通されることで市民の期待は嫌が上にも高まっています。
昨年冬、知人のスキー場支配人からスポーツイベントを通じた「戸狩温泉スキー場の活性化」について相談を受けたことから、このプロジェクトはスタートしました。
@誰でも気軽に参加出来ること。
A通年に渡ってゲストを呼べること。
B市民参加型のイベントであること。
C戸狩の魅力を発信出来ること。
などが条件でした。長野県O市での10年に渡る経験を活かせると思い、このオファーを喜んで受けることにしました。幸い観光協会を含むスキー場関係者の皆さんはもとより、何よりも住民の皆さんの協力は「元気・まちネット」を奮い立たせてくれる素晴らしいものでした。とくに「スキー場のあるまちづくり」を目指す元気・まちネットに機会を与えて下さった地元のためにも微力ながらお手伝いしたいと考えています。大会のロゴとイメージキャラクターの「ふくとん」は、元気・まちネット会員のイラストレーター指田隆行氏によるものです。
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山形県の北西部、酒田市と鶴岡市に挟まれ、最上川の河口近くに庄内町があります。
この地は源義経、松尾芭蕉も立ち寄ったところとして知られており、幕末の志士清河八郎の生家もあります。霊峰月山より流れ出る清流立谷沢川、最上川は風光明媚なところです。
藤沢周平著書「回天の門」に興味を抱き、生家のある清川から江戸へ向かった街道を回天の道と名付け、180kmの山形路を踏査・検証、古道山伏峠を地元の皆さんと発掘整備して2010年から回天の道文学散歩を企画・実施してきました。その古道を活用して今年、東北では初のアドベンチャーランを企画・実施することになりました。
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北アルプス山麓 Adventure Games 2001は、親子の部と一般の部(3人/1チーム)からなり、カヤックリレー、MTB(マウンテンバイク)、川の遡行、トレッキング、フットOL(オリエンテーリング)、ライフジャケットスイム、フィッシングなど、地域が有する自然を活用しながらゲーム感覚で体力・知力・精神力を競い、夏休みの2日間を楽しむイベントです。地域固有の豊かな自然を活用し、アウトドアスポーツイベントによる地域の活性化を目的としています。
第1回は2000年8月に開催、『最大規模ではなく、最良規模の大会』『選手の目線に立って、参加した選手だけでなく応援に来た仲間や家族にも“また来たい”と言ってもらえるような心のこもった大会』を目指して10年、夏冬あわせて16回の大会を開催してきました。10年というひとつの節目を迎えた2010年には、継続的な開催を願って次世代のスタッフにバトンタッチしました。
2009年までの大会ホームページ
2009年7月法政大学での「地域活性学会:第1回研究大会」では、専修大学の大林、神原両教授のご助力を得て『地域資源を活用した参加型スポーツ・イベントの可能性-長野県大町市におけるアウトドア・スポーツをケースとして-』と題し研究発表するに至りました。また、専修大学から出版された『ソーシャル・ビジネスのテッピング・ポイント』では、第一章および第二章でこの大会が大きく取り上げられています。
2010年11月6日,7日には、松本大学と元気・まちネットで「地域活性化シンポジウム:北アルプス山麓の健康・環境・観光を考える」を開催しました。→北アルプス山麓をスポーツ天国に「地域活性化シンポジウム」報告(松本大学)
仁科三湖は北アルプス山麓に連珠状に位置する天然湖で、北アルプスの雪解け水の豊富な湧水をたたえています。北から青木湖、中綱湖、木崎湖と連なる三つの湖を泳いで走りきるという壮大なスケールで繰り広げられる「仁科三湖縦断アドベンチャーSWIM&RUN」は、ただ単にスポーツイベントを開催するのではなく、きれいで豊かな水辺環境を全国の多くの人たちに知ってもらい、次世代に引き継げる環境を見直そうという趣旨・目的から開催された大会です。
大会には、元全日本トライアスロン・チャンピオンの中山俊行氏と、ドイツとデンマークを結ぶフェーマルン・ベルト海峡(25キロ)を、日本人で初めて単独横断遠泳に成功したオープンウォーター・スイムのスペシャリスト黒川保隆氏にアドバイザーとしてご協力して頂いています。
大会ホームページ