トップページ 活動報告 2006.3.25-26 小谷ツインピークス
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小谷ツインピークス完走記!!
by M.Yaguchi

今年で3回目を迎えた「小谷ツインピークス」、2年ぶりに再チャレンジした。

この「小谷ツインピークス」は、小谷温泉山田旅館のカリスマスキーヤー:山田誠司氏が地元スキー場の活性化のイベントとして、地元関係者の協力を仰ぎ、企画運営した大会である。

我々の主催する「北アド大会」にも出場してくれたり、冬ステージではクロカンスキーのコーチを派遣して下さったりして交友を深めている。そんなこともあり、第1回大会から参加するようになった。

前日は、地元で人気の焼肉屋(蕎麦やも営む)さんで盛大にウエルカムパーティを開いてくれた。参加者が少ないのにこんな盛大なパーティを開いてくれて大丈夫かしらん?運営費のことが脳裏を掠めた。
栂池スキー場、白馬乗鞍スキー場、白馬コルチナスキー場に跨る二つのピークと三つのスキー場を駆け登り、滑り抜けるという壮大なスケールで繰り広げられる大会、想像しただけでワクワクドキドキする。
第1回大会には、「北アド」チームとして、マネージャーとチームを組み参加したのだだけれど、苦戦に続く苦戦で5時間2分もかかってしまった。ゴールするまで辛抱強く待ってくれたスタッフには迷惑の掛けっぱなしだったので、今回は用具の軽量化を図り、再チャレンジすることにしたのだが・・・
前日現地入り、快晴の栂池スキー場の上部、天狗原までのバックカントリースキーを指導して貰い、戦いを前にリラックスした1日を楽しんだ。今シーズンから氏の影響でテレマークスキーを1式購入、かなりの日数をテレマークスキー「上達プロジェクト」に費やした。
お陰でゲレンデでは結構上手く滑れるようになったのだが、オフピステに入った途端、初心者と化してしまうこのギャップにテレマークスキーの奥の深さを実感することに・・・まだまだ甘い!
大会当日はうす曇、スタート会場となる栂池スキー学校前にはどこからともなく選手が集まりだし、スタート準備に余念がない。
第1回優勝者の佐藤佳幸氏も姿を見せた。4月に行われる山岳スキー選手権の下見か・・・第2回優勝で北アド大会でコーチをして下さった佐藤選手やトリノオリンピックコンバインに出場した地元期待の高校生:渡部選手も仲間と出場、北アド大会にも出場してくれた強豪、細谷/塚田チームを加え、虎視眈々優勝を狙っている。
僕らはと言えば、前回記録5時間2分を短縮するのことを目標に掲げているので、至ってのんびりムード、鼻歌交じりでシール貼りやゼッケン付けなどに追われる。
しいてライバルを挙げるとすれば、ボードで初出場するUさん夫妻だけか・・・
それでも彼らの半端じゃない滑りは岩原スキー場でとくと拝見しているので、とてもライバルと呼べるものではない。
am8:00一斉にスタートが切られた。
第1回大会は8耐スタートだったが今回はごく普通のスタートとなった。
まず、先頭にたったのはクロカンスキー組みであっという間に鐘の鳴る丘ゲレンデの上部にへと消えて行く。僕らはテレマークスキーでのんびり栂池スキー場の第1CPを目指す。ゆっくりゆっくりと・・・鐘のなる丘ゲレンデを超え、今回は頂上直下の急斜面を避け、距離はあるが斜度の緩いコースをアタックルートに選んだ。
しばらくすると僕らの前を歩いていた大阪から参加のボードチームは、急斜面下の樹林帯で早々と休憩に入っている。したたる汗にサングラスは曇り、首に巻いた手ぬぐいはもうびっしょり・・・ボードチームを追い越しハンノキゲレンデ急斜面の登りに入る。シールを装着したスキーはジグザグを繰り返し難なく斜面を登って行く。
マネージャーの登りは滅法早い。バイク(自転車)でも早い。僕はもうヘトヘト・・・
標高差700mの登りは想像以上にきつい。頂上までは1時間30分を見込んでいたのだが2時間も費やしてしまった。
頂上に着くと休む間もなくシールを外し、僅かの休憩を摂りくだりに入る。

テレマークで滑る降りるというより、兎に角スキーヤーに気をつけながらボーゲンで滑り降りる。この際、格好なんか構っていられない。
所要時間15分・・・アッという間に滑り降りた。栂池シェンツェ下の第2CPを抜け、白馬乗鞍スキー場の緩い登り下りを繰り返し、山田さんが待つ第3CPにやっと到着、水と菓子を貰いこのコース最大の壁を目指す。
一息ついて白樺と雑木林の間をトラバースする。ボードで苦戦するUチームを発見、ついにライバル?をゲットする。

スキーを外し道路に降りて橋を超え、白馬乗鞍スキー場の壁が見えた頃には、すでに3時間を過ぎている。前回のタイムを短縮出来るのかかなり怪しくなって来た。
後ろからはUチームが迫り、いとも簡単に僕らを追い越して行ってしまった。
白馬乗鞍スキー場最大の壁、スカイビューゲレンデが衝立のように立ちはだかる。
最大斜度38度の斜面は滑り降りるにはメッチャ楽しいのだが、登ることなんては到底ありえない。昼近くになり気温も上昇、雪質も緩み始める。足場を確保するのが容易ではない。Uチームはリフト沿いのオーバーハングする壁を一気に乗り越えて行った。

それに引き換え体力の限界に来ている我がチームは無理せず、時間も気にせず、ゆるゆると歩を進める。やっとのことで急斜面を超え、緩斜面となった尾根沿いを頂上に向かい最後の力を振り絞りる。すでに予定の5時間は越えていた。
頂上からはゴールとなるホテルの真っ赤な屋根が見える。
最後の記念写真を撮り、シールを外す。
第4CPには、スタッフが待っててくれて声を掛けてくれる。「もう、ここまでくれば大丈夫。ゆっくり気をつけて降りて下さ〜い」の声に励まされ、曲がりくねった林道を滑降する。
麓の雪は重く、思うように曲がってくれない。それでも何とかみんなの待つゴールにたどり着くことが出来た。標高差700mと500mの2つピークを超えた走行距離は20km、タイムは5時間36分!!いや〜参った!!
途中、俄かに雲行きが怪しくなり小雪が降り始めたので、一時はどうなるかと思ったが壁を越える頃には太陽が顔を見せ、きつかったけど楽しく完走することが出来た。
混合は2チームだけの参加だったので、当然2位で表彰台に上がったことはいうまでもない!!
この大会はもっともっと広まる可能性を持っている。なんとかメジャーな大会に出来るよう微力ながら応援したい。
                 「北アルプス山麓AdventureGames2001」 実行委員会代表:矢口正武
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