長い夏休みもこの大会が来ると、夏の終わりが近づきつつあるなあと一抹の寂しさを感じます。
2000年(平成12年)夏から始まった「北アド大会」も今年で7回目を迎えることが出来ました。
当時はまだ「アドベンチャー大会」というスポーツは、一部のマニアの間でしか知られていませんでした。秋田森吉大会の前身「北杜の杜アドベンチャートライアスロン」が‘92年から始まり、その後、サロモンスポーツが、長野、北海道、岐阜を舞台としてアドベンチャーレースを開催、’99年から伊豆アド、秋田森吉大会が始まり、国内にも少しずつ浸透し始めて来ました。
「北アド大会」は、コアスタッフ(久保田、束村、矢口、佐野)が、たまたま北アルプス山麓で昔からスキーをやっていたことで土地勘があったこと、またこの大自然に魅せられていたことで意見が一致、企画・運営する迄、そんなに時間は掛かりませんでした。
スタッフは、それまでアドベンチャーレースの経験はありませんでしたが、トライアスロンやスキーの経験があったことや、ランドスケープアーキテクチャー(環境計画の専門家)が居たことで、自然に対する認識もあり、これらの経験を基にしてやれば何とかなるだろうというワクワク感の方が勝っていました。“経験すれば、そこから何かが掴める”それが合い言葉のようになり、それからの行動は素早いものでした。
雪が消えた5月頃から8月までの4ヶ月、スタッフはMTBを持って大町市まで出かけ、3〜4回の下見を重ねてのコース作りの傍ら、地権者や大町市役所、市観光協会、警察署など関係機関への挨拶回りから、協賛企業へのプレゼンを行い、大会への協賛・協力を得る作業を繰り返し、大会へ漕ぎ着けるという作業を、今でも同じように、いやそれ以上に入念に行っています。
その合間には、池袋サンシャインシティで毎年2回開催される「アウトドアフェスティバルin東京」でのブースの展示や、雑誌:島へ、日経Kids、BE―PALへの掲載、地域交流雑誌:かがり火での地域活性化に対する提案、(社)オートキャンプ協会での講師、アウトドア産業教育研究会での発表などを通じ、アドベンチャーゲームズ(冒険遊び)の素晴らしさを伝え、理解を深める行動をしています。
さて、今年の大会を少し振り返って見たいと思います。
【8月26日:土、初日】
am5:30スタッフ起床、前日に設営してあった青木湖畔の大会本部に向かう。今年も天気に恵まれた。am6:00の受付に選手が集まり出す。昨年は古豪、強豪が集まったが今年は様相が違う。スタッフも知らないチームが増えていることだ。
四国から参加してくれたチームあり、何も準備出来ないまま、突然参加してくれたチームもあったが、スタッフの対応が素早かったこともあり、存分に大会を楽しんで貰うことが出来た。
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